リタイア後初めてのアルバイト。そもそもの動機は暑さ対策から始まりました。
遊んでいたら暑い、ブラブラしていても熱い、家に篭ってクーラーに頼っていたら体を壊す。亜熱帯の国に暮らす高齢者はどうしたらいいんでしょう。
リタイア後に移転してきた静岡県西部、いわゆる遠州と呼ばれる地域は、日照時間が多い所です。だから暑いのは当然なんですね。
2回の夏をひたすら耐え忍んで過ごした私は、3度目の夏を前にして、働く決意を固めました。春頃からハローワークや民間サイトで仕事を探し続けましたが、なかなかピタリとはまるものがありません。
私の希望は、週に3or4日、1日に3~4時間、早朝と夜間はNG。お盆休みは休ませてもらって、時給は900円以上。あまりキツイ仕事や立ち通しは勘弁。
高齢者が無理なく働こうとすれば、ごく自然な求めです。そんな条件で3ヶ月も探し続けたでしょうか。世間の風は高齢者に優しくはありませんでした。
若い者の労働力も高齢者の労働力も、労働市場では同一のモノとして取引されるのですから、前出の私の希望に合う仕事なんて、そもそも有るはずないんですね。
本文とは無関係のイメージです |
時給=1100円は悪くはないものの、炎天下を歩き続ける仕事ですから、自分の方が倒れる心配があります。聞いたところでは前年に一人倒れた実績があったようです。なので、インカムも付けて。
支給された制服は吸水性が無くて着られる代物ではなかったので、自前の長袖Tシャツに、黒メッシュのズボンをはき、黒いメッシュの手袋と、頬までカバーする帽子 を着用して臨みました。
自分が1番にエントリーしたので、9~13時という時間帯で、平日のみの週に3or4日という、贅沢言い放題のシフトを獲得しました。馘首覚悟でお盆休みは出ないことを申し出て、認められました。
7月、8月、9月の前半まで、2.5ヶ月を勤め上げました。汗だくになって半日で1万歩以上歩く日が続き、9月に入ると体の下半身突起部分の先端部が擦過傷で炎症を起こし、医者にかかる破目になりました。笑い話、かな。ハハ。
始める前には、歩き通せるか、かなり不安を持っていたのですが、その点は大丈夫で、自信を持てたのは良かったです。家でゴロゴロしていたら、劣化しただけだったでしょうから。
一人勤務で、かなりのわがままを通せたので続きましたが、翌年もヤルカは微妙です。離職の際には花束なんて物を頂きましたが、それもマニュアルでしたかね。
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