2019年3月25日月曜日

六十歳代後半男子(私)の置かれた現況

高齢者の生き方と暮らし方は、人間関係にも左右されますが、なんといっても土台は経済でしょう。そのこと抜きには語りようがありません。

私の職歴は、地方公務員を5年で辞めてから後はずっと自営業で、妻と二人で旅館業、製造業、宅地建物取引業を行い、64歳でリタイアしました。リタイアと同時に小規模ソーラー発電を開始して今に至ります。

死ぬまで安泰と言うには心もとない蓄えで、ほぼ基礎年金のみ+売電利益で口に糊しています。蓄えに手を付けるのは、売電の終る83歳以降、介護を受けるようになってから、というのが基本のスタンスです。

子供は二人居ても、「借金だけは残さないでね」と言われています。頼られることもない代わりに、頼ることもできないと思っています。双方が自立できれば上等でしょう。

リタイアした64歳時点では、体力・知力ともに余力がありましたが、歳とともに減じているように思います。でも、人に頼らず生きられる健康寿命を延ばすためにも、体力・知力を維持、向上させなければなりません。

そのための手っ取り早い方法が就労することだと、私は思います。否応なく能力を求められますから、維持、向上します。もちろん、経済的余裕にも寄与しますから、文句なしです。ただし勤め続けられれば、です。

しかし、そんな美味い話は簡単ではありません。

・週に5日間の8時間勤務なんて無理。
・早朝や深夜は体がもたない。
・若い者から叱咤されるのは御免。

等々、単なる我がままのようでいて、実際には心身の能力の限界を示す事実にもとづく要求が、高齢者にはありがちです。

そんな要求に応えてくれる職場や仕事は、ほとんど無いでしょう。けれども続けようとするなら、無理はできません。ミスマッチは労使双方にとって無駄であり、傷を残します。

私の場合には、自営業で幅広い経験をしていますから、意外に役に立つ場面があるかもしれませんが、マネージメントの経験がほぼ皆無なので、人間関係の軋轢に弱いことにも留意しなければなりません。

使用者側からすれば、単純労働の場合には使いにくい高齢者を使うより、カタコトの日本語で会話ができる若い外国人の方が使いやすい場合が多いでしょう。

さて、67歳男子の私は仕事に就けるのでしょうか。


0 件のコメント:

コメントを投稿